新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、芸術家などの活動の機会が減っているとして、愛知県と名古屋市はそれぞれ、現金の交付などの独自の支援を行う方針です。 このうち、愛知県は、収入や売り上げが減少して国の「持続化給付金」の給付決定を受けている県内の芸術家や劇団、音楽教室などに、個人の場合は10万円、法人の場合は20万円の「応援金」を交付する予定です。 費用の一部については、ふるさと納税の仕組みを活用するなどして、全国から寄付を募ってまかないたいとしています。 また、県内の文化施設で所蔵している作品などを題材とした映像作品の制作を芸術家たちに委託し、オンラインで配信することで、芸術家たちが収入を得る手段を確保します。 一方、名古屋市は、市が6月にも開設する専用のウェブサイトで作品を発表した芸術家に対し、個人の場合は10万円、団体の場合は最大50万円を交付します。 対象は、主に市内を拠点に活動する