富山市の飲食店で出された、料理人が腕を振るった料理。 5月、その中のおひたしを食べた客2人が、意識を失うなどし、病院に救急搬送された。 実際に店で出された、おひたしに入っていたもの。 実は、猛毒の「トリカブト」だった。 根を1グラム食べるだけで、死に至るおそれがあるトリカブト。 なぜ、おひたしに入っていたのか? 植物園で実際の葉を見せてもらうと、そのわけが見えてきた。 食べられる「モミジガサ」という野草の葉と、「トリカブト」の葉を見比べると、見た目がよく似ている。 飲食店で出されたおひたしは、山から野草を採ってきて作ったものだった。 今回、トリカブトを誤って提供した店主は、山菜採りのベテラン。 富山県中央植物園・中田政司園長は、「トリカブトとモミジガサは、同じようなところに生えている。ここに生えているから大丈夫とはいえない植物」 救急搬送された2人は、その後回復し、退院している。
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