千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希さんによる歴史的完全試合達成に沸くプロ野球。この素晴らしい出来事を前に、埼玉西武ライオンズファンの立場としては、一言言わずにはおれないような気持ちになっています。西口文也さん、かつて西武ライオンズのエースとして一時代を築き、現在もライオンズでファーム監督の任にあたるレジェンドのことです。 西口さんが9回終了までひとりの走者も出塁させずに投げ抜き、延長10回で安打を許した2005年のあの試合。佐々木朗希さんの歴史的完全試合達成と、28年前の読売ジャイアンツ・槙原寛己さんによる完全試合達成との間に起きたあの出来事を、「面白い失敗談」としてだけ記憶するのはあまりに切なく、何かが違うように思われるのです。そして、広く世間で西口さんの名前が挙がることなくスキップされている現状についても。 西口文也はやり遂げた。ただ恵まれなかっただけだ。 2005年8月27日、西武ライ
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