さいたま市PTA協議会の出したプレスリリース さいたま市の小学校のPTAが5月、市内の小学校のPTAでつくる上部団体「さいたま市PTA協議会」(市P協)から脱会することを、定期総会で決めた。きっかけは昨年に発覚したという、1千万円を超える多額の使途不明金問題。何のための支出だったのか、会長をはじめ役員全員が「誰も知らない」という不可解な事態に、「子どもの手本」となるPTAづくりを進めてきた親たちが不信感を募らせた末、「三下り半」を突きつけた形だ。 【マンガ】子どもが「村八分」状態に…PTA非加入のリアル * * * 残念なことだが、PTAにおける横領や不正会計は、決して珍しいことではない。「生活費に困った」などの理由で、学校関係者や保護者による使い込みは全国で枚挙にいとまがない。 ところが、今回のさいたま市P協の使途不明金問題は極めて異例である。 問題の支出は単なる使い込みではなく