13年ぶりに改訂された三省堂の「大辞林」第4版で、個人的に気になっている語を調べてみました。「まさかないだろうな」と思った語があったり、新しい意味にびっくりする語があったり。編集部に問い合わせたことのある語も、明示されていました。... 「違う」は形容詞になり得ない しかし、「違う」を形容詞とみなすのは決定的な欠陥があります。それは「い」で終わる終止形がないことです。辞書では通常、活用語は終止形のみが挙げられます。大辞林が「連語」として三つのパターンを挙げたのも、終止形はあくまでも「違う」であることから、新しい形容詞として認められなかったからでしょう。 ただ、次の考え方もあるようです。以下は国立国語研究所「ことば研究館」のサイトから。 首都圏などで聞かれる「ちげーよ」という言い方から,既に形容詞の終止形「ちがい」が成立しているとする考え方もあります。「ちげー」は「ちがう」からの変化形とは考
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