三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の三菱UFJ銀行は19日、普通預金金利を現在の0.001%から20倍の0.02%に引き上げると発表した。21日から適用する。日本銀行の金融政策変更を受けた措置。普通預金金利の引き上げは2007年2月以来17年ぶりとなる。 銀行にとって普通預金は低コストの資金調達手段。「金利のある世界」が到来することで貸出金利との差である利ざやの拡大が見込まれる。預金量を確保することが経営上、重要になる。大手行がいち早く普通預金金利の引き上げを表明したことで、地方銀行やインターネット銀行も含めた預金獲得競争が過熱しそうだ。 三菱UFJ銀の発表資料によると、定期預金の金利も引き上げる。期間3年は0.002%から0.15%に、10年は0.2%から0.3%になる。 また、短期プライムレートは1.475%のまま変更しないと発表した。広報担当者は、同行の場合、住宅ローンの変動金利