当メルマガでも何度か言及し、また海外の富裕層ビジネスに詳しい人たちも徐々に発言をし始めている内容ではありますが、例のDeNAキュレーションメディア問題に端を発した一連の話題は、いわゆる日本のベンチャーシーンにどれだけの“拝金主義者”を生み出したかというネタに発展してきております。ネット系事業と言えば、参入障壁も低くアイデア一本で一獲千金というイメージがあるのかもしれません。世の中そう簡単ではないし、うまくいくにはコンテクストもしっかりあるのですが、それでも起業家を惹きつけやすい土壌はネット業界にあるのでしょう。 「儲かれば何でもいいのか」という批判はこの手の業界に常に渦巻くものですし、たとえ拝金主義と怒りをあらわにしたところで、あんまり意味はありません。そもそも資本主義、市場経済とはそういう面もあるのだ、健全な欲と倫理なき貪欲・強欲を切り分ける線引きなど所詮は主観的なもので曖昧なのだという