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  • 日銀『外貨資産』の謎=塵(利息)も積もれば山となる、超超長期外貨運用のお手本? | 本石町日記

    謎シリーズというわけではないが、今回は日銀の『外貨資産』について。まあ、謎というかその由来についてである。先の電子決済化・銀行券消滅に関するエントリーで日銀バランスシートに興味を持った方がいるかもしれないので、ちょっと補足的に説明したい。実は、外貨資産をめぐる謎は3年程前に明らかになったのが、当時それほど大きく報道されなかった記憶がある。それもあって改めて紹介したいと思う。ご存知の方はスルーして欲しい。 日銀資産には「外国為替」という項目が当たり前のように存在する。日銀に来てしてしばらく経ったころ、私は「なぜ外貨資産があるのだろう」と疑問を持った。日銀は外貨を全く操作していないし、外貨資産を持つ動機もなかったからだ。日銀幹部らに聞くと、「歴史的な経緯で保有している」と答えるだけで、私にはこの“経緯”が一種のミステリーのように思われた。戦前持っていた外貨資産の名残り?、しかし敗戦国の中央銀行

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    call_me_nots 2012/05/11
    関連ではこちら。
  • 中央銀行の自己資本比率論=数字自体は結果論ではないのか | 本石町日記

    5月4日のエントリーに対する「Seignorageさん」のコメントで、日銀の自己資比率の話題が出たので、さっそくながら取り上げてみたい。結論として私が思うのは、タイトルに掲げたように、何%とかいう数字はあくまでも結果的にそうなったものであり、日銀資産の健全性を決定的に左右する指標ではないような気がする。もちろん、世間的には「自己資比率」は健全性を表す一つの指標との認識が浸透しているのは事実で、日銀として気にしないよりは気にした方がいいとは思うが、しょせんはその程度で、強くこだわる必要はないのではないか。 管理通貨制度における通貨の信用は、金位制のように確固たる裏づけはなく、まさに中央銀行に対する信認が通貨価値を裏付ける。やや極論だが、日銀に対する信認が確固たるものであれば、自己資比率などどうでもいいのではかろうか。人々は日々お金を使うとき、日銀の自己資比率を気にしているのか。そう

  • いざという時に銀行券ルールをごまかす方法 | 本石町日記

    将来、銀行券ルールの抵触が視野に入った場合、ルールの抵触をごまかす方法をざっと考えてみた。 ①「なお書き」を付ける これは福井体制でバンバン量を増やしたとき、金融調節方針における当座預金残高目標の一時割れを容認したやつの応用編。「保有国債残高が一時的に銀行券残高を突破しても、財政ファイナンスは意味しない」というなお書きを付ける方法である。デメリット→「姑息である」と非難されてしまい、信認が落ちる。 ②法定準備預金をのり代に使う 銀行券に長期国債をマッチングさせるのは、長期負債に長期資産をあてがうロジックである。そこで長期負債と認定できる負債を見つければよい。該当するのは「準備預金」。準備預金制度を維持し続ける限りにおいて、法定準備預金は恒久的な負債となる。まあ、世の中から預金が消えることもないですし。4兆円ぐらいは長期負債とみなすことが可能で、この部分は銀行券残高に上乗せできるのり代になる

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    call_me_nots 2011/10/26
    (2009-04-15)
  • スイス中銀のフラン高抑制策=資金供給強化で量的緩和 | 本石町日記

    メルマガ用のメモ&資料を兼ねて。なかなか面白い資金供給方法なので、メルマガで解説する予定。 同じく通貨高に悩む日銀にとって、スイスの動向は目が離せない。 スイス中銀がフラン高抑制で資金供給を強化する声明を発表した。 http://www.snb.ch/ Swiss National Bank intensifies measures against strong Swiss franc The measures taken thus far by the Swiss National Bank (SNB) against the strength of the Swiss franc are having an impact. Nevertheless, the Swiss franc remains massively overvalued. The SNB has therefore

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    call_me_nots 2011/08/18
    「為替介入する中銀と、介入が別会計となっている日本との違いがこの資金供給に表れているように思う」
  • 上田清司の「外為特会」の攻め方=特別会計マニアには垂涎です | 本石町日記

    さて、前回のエントリーに続き、民主党・上田清司議員(現埼玉県知事)の「外国為替特別会計」に関する質疑である。上田議員は、平成15年2月19日の予算委員会と、同年4月18日の財務金融委員会で、外為特会の経費について興味深い質問を行っている。マニアの方は両議事録のご一読を薦める。ここでは、財務金融委から引用したい。外為特会は、ご存知のように介入資金を管理する会計だが、詳細はなかなか知られていない。私も詳しくは知らなかった。そもそも経費なんてあるのかと思っていたのだが、当時、国会を取材していた私は、上田議員の細かい質問に深く聞き入ってしまった。早速、秀逸な質問を紹介しよう。 上田委員 「財務大臣、外為特会における外国旅費の問題で、予算委員会で若干指摘をさせていただきました。四十人の職員が担当して、この外為特会を運用というんでしょうか事務をつかさどっておられるわけですが、十五年度の予算で二億五百万

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    call_me_nots 2011/07/10
    昨日のセミナーでも話題になった外為特会の経費についてのツッコミ
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