2018年3月14日のブックマーク (3件)

  • 東大、全ゲノム解読からオス・メスの起源を解明

    東京大学(東大)は、次世代シーケンスを用いた4生物の全ゲノム解読でボルボックスのオスとメスが誕生した直前と直後に相当する生物の性染色体領域の全貌を明らかし、オス特異的遺伝子「OTOKOGI」をもつ極小の領域「OSU」を発見したと発表した。同成果により、「OTOKOGI」の進化が最初のオスを生み出す原因であった可能性が示唆されたという。 同成果は、東京大学 大学院理学系研究科生物科学専攻の浜地貴志 元特任研究員(現:京都大学 理学研究科植物分子遺伝学研究室 特定研究員)、豊岡博子 特任研究員、野崎久義 准教授、および国立遺伝学研究所の豊田敦 特任教授らの研究グループによるもの。詳細は、ネイチャー・リサーチのオープンアクセス誌「Communications Biology」に掲載された。 生物学において、どのようにして最初のオスとメスが誕生したかは謎に包まれていた。 オスとメスは「同型配偶」と

    東大、全ゲノム解読からオス・メスの起源を解明
    camaci_mv
    camaci_mv 2018/03/14
    “オス特異的遺伝子「OTOKOGI」をもつ極小の領域「OSU」を発見”
  • 「歴史」とは、「記憶」とは何か(コロンビア大学特別講義・後編)

    <真珠湾攻撃は奇襲かだまし討ちか――米コロンビア大学のキャロル・グラック教授はその「違い」を明らかにしていく。誌2017年12月12日号「戦争の物語」特集より> ※記事は2回に分けて掲載するコロンビア大学特別講義の後編です。前編はこちら 日米で異なる開戦と敗戦の重み 【グラック教授】 では、次の質問にいきましょう。これまで、国民の物語としてのパールハーバーについて聞いてきました。だまし討ち、愛国心、というのは、アメリカに伝わるパールハーバー物語です。では、日で伝えられているパールハーバーとはどのようなものでしょう。 【ユカ】 私が読んだ小説では、日の外務省は「あれは奇襲攻撃ではなかった」と主張していたと思います。日政府は宣戦布告をしたかったけれど、外務省の不手際が起きてしまったと。天皇を含め一部の人たちはアメリカ相手の開戦に反対していて、多くの議論が行われていた、とも。 【グラッ

    「歴史」とは、「記憶」とは何か(コロンビア大学特別講義・後編)
  • 歴史問題はなぜ解決しないか(コロンビア大学特別講義・前編)

    キャロル・グラック(右)/コロンビア大学歴史学教授。専門は日現代史、現代国際関係、歴史学と記憶。1975年からコロンビア大学で教え、現在、グローバル思想委員会(Committee on Global Thought)委員長。96年アジア学会会長。18年に著書『歴史で考える』(07年、岩波書店)の改訂版(岩波文庫)を刊行予定。 Photograph by Q. Sakamaki for Newsweek Japan <日のパールハーバー攻撃から76年。米コロンビア大学のキャロル・グラック教授が問う「戦争の記憶」の語られ方。誌2017年12月12日号「戦争の物語」特集より> 「戦争の記憶」をめぐる争いに、どうしたら終止符を打つことができるのだろう。 昨年11月末、米サンフランシスコ市のエドウィン・リー市長は中国アメリカ人らの団体が設置した「慰安婦像」の寄贈受け入れを承認した。これを受け

    歴史問題はなぜ解決しないか(コロンビア大学特別講義・前編)