神奈川県大磯町立中学校の給食から異物が相次いで見つかって休止された問題で、町教育委員会は11日、調理・配送業務を請け負っていたエンゼルフーズ(東京都北区)との契約を解除したことを町議会で報告した。 一連の問題を受け、町側は昨年10月から同社と協議を続けており、3月30日付で合意した。町教委によると、町は給食の休止から契約満了(2019年3月)までに支払う予定だった業務委託料の1割に相当する約192万円を「違約金」として受け取るという。 配達弁当型の給食は16年1月から町立中2校で始まったが、当初から生徒に不評で、髪の毛やビニール片などの混入も多発。大量に食べ残される事態が続いていた。町は今年度中に新たな給食制度の方式を決定することにしている。