中学校における給食実施率は全国平均で約9割に上る。しかし横浜市の中学校では給食がいまだに実施されていない。2016年には配達型の弁当「ハマ弁」が導入されたものの、利用率は数%に留まっている。 長年給食が実施されてこなかった川崎市も昨年12月、市立中学全52校での完全給食が実現した。一方、横浜市教育委員会は依然として給食を実施する予定はなく、「ハマ弁」の利用率向上に取り組むという。 「小学校で作った給食を中学校に運ぶこともできる」 保護者が中心の市民グループ「横浜にも中学校給食があったら『いいね!』の会」では、2015年に市民アンケートを実施。3372人のうち95.7%が給食を実施してほしいと回答した。 さらに保護者からは「朝5時に起きて弁当を作るのが大変だ」といった意見が寄せられたという。同会の担当者は、弁当作りの大変さについてこう話している。 「中学になると部活があるので、朝早く起きない