ブックマーク / yosyan.hatenablog.com (16)

  • たぶん実話だろうから魂消た - 新小児科医のつぶやき

    ツイッターで拾った情報なので、当初は失礼ながら「釣り」の可能性も考えていました。ただ返信まであったので、発信者の近江園善一氏をサーチしてみるとバリバリの小児科医である事が確認できました。サーチの結果はあえて書きませんが、発信者は十分に信用できると判断した次第です。実名でここまでの「釣り」を行なう理由が無いです。ツイートを紹介しておくと、 某病院小児科医師。全身状態良好熱2日目の1歳児、WBC1万台前半、CRP<3、培養とらず、CTRXとMINO点滴後紹介と意図不明。この医師幼児にMINOを解っていて処方したり、風邪ひいたら飲んでと常備薬としてTFLX28日分処方したりも。これが小児科専門医のすることか? 医師、とくに小児科医には読んだだけですぐにわかるんですが、あえて注釈と言うか推察を加えておきます。エピソードは3つ挙げられております。まず1番目ですが、 全身状態良好熱2日目の1歳児、WB

    たぶん実話だろうから魂消た - 新小児科医のつぶやき
    campy
    campy 2013/04/03
    コメント欄がコワイ
  • 医薬品ネット販売を巡るバトル - 新小児科医のつぶやき

    ネタモトは最高裁判決である 平成24年(行ヒ)第279号 医薬品ネット販売の権利確認等請求事件 この辺からかなり自由に連想させて頂きます。 ■薬事法改正の背景 改正の狙いはお手軽にwikipediaより、 2009年より一部の医薬品について、薬剤師不在でも販売できるようになった(このための薬事法改正の立法措置が2006年6月8日に成立)。 治療、診断目的や人や動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすもので機械器具等でなければ従来は必ず医薬品として取り扱われてきたが、体に対する作用が緩和なものであって厚生労働大臣が指定するものについては医薬部外品として取り扱うことができるようになった。 一般用医薬品については、第一類医薬品(スイッチOTC等)、第二類医薬品(かぜ薬等)及び第三類医薬品(ビタミン剤等)に新たに分類されることとなり、第一類医薬品の販売に際しては薬剤師による書面を用いた説明が義務化さ

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    campy
    campy 2013/01/22
    どちらかと言えば対面販売サイド寄りの仕事してるが、対面販売なんかより、パッケージや説明書に海外のタバコみたいな目立つ注意喚起画像でも載せるほうが安全に資する気がしている・・・
  • 医療系マンガ雑感 - 新小児科医のつぶやき

    まずssd様のMedpoorを読んでから、medtoolz様のツイート 時刻 ツイート 2012年11月29日 - 15:12 「メスよ輝け!!」なんかは、リアルを売りにして、実際に医師が原作を書いて、だからこそ個人的には全然楽しめなかった。リアルなんだけれど、主人公補正の「一割増し」は、あれは頑張ったって無理だから 2012年11月29日 - 15:53 リアル系の医療漫画はこう、冒険格闘漫画を書きたかった作家が仕方なく病院を舞台にしている空気があって、ドクターKは主人公の立ち居振る舞いこそ北斗の拳だけれど、考えかたはむしろ、明日から一緒に仕事ができるレベルで普通の医師という 2012年11月29日 - 16:10 ブラック・ジャックは超人的な能力を持った主人公が、それでも挫折する話だから同業者に支持される。よろしくは逆に、能力に見合わないモチベーションを抱えた主人公が現場と患者さんとを

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    campy
    campy 2012/12/07
  • かなりミステリアスなあの村への赴任医師 - 新小児科医のつぶやき

    はっきり言って出遅れました。それでも遅まきながら調べだしたのですが、結論を先に言っておくと実にミステリアスです。お名前は西村勇氏であるのと、現在71歳であられる事、そして赴任前は帯広市に住まわれていた事ぐらいしか情報がありません。著書とされる人間現象の哲学的および実験的研究の内容の一部が話題になっていますが、マスコミ情報と著書情報ぐらいしか見つからないです。 著書の内容については既に「話題沸騰」状態で、あんまり付け加えられる事は残っていないのですが心理学にはかなり造詣が深そうだです。著書の内容を素直に信じれば、対面する相手の不快感情とか怒りの感情を完全に分析対象に出来る人間です。こういうタイプの精神科医は個人的に知っているので、実在してもおかしくはないと思います。 経歴について出回っている情報のソースはどこも同じで著書紹介にある、 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 西村/勇 19

    かなりミステリアスなあの村への赴任医師 - 新小児科医のつぶやき
    campy
    campy 2012/10/05
    この村での経験(実験的研究)を元にもう一冊出してほしいですね
  • 子供の自殺統計 - 新小児科医のつぶやき

    イジメ自殺について書こうと思ったのですが、これは下手に論を立てると炎上必至のアドバイスが某所にあり、これはやめます。プロットは立てていたのですが、確かに何を書いても誰かが猛反発しそうですし、それを招かないようにフンワリ書いたら毒にもクスリにもならないものになるのは確実です。そこでと言うわけではありませんが、下調べのつもりだった子供の自殺統計だけまとめておく事にします。 ■人口動態統計 人口動態統計の死因の定義ですがいばらき統計情報ネットーワークより、 死因の統計は死亡診断書に基づき作成するが,死亡診断書に2つ以上の死因が記載されている場合は,統計表章のため1つの死因を選択しなければならない。死因の選択にあたっては,医師の死亡診断書への記載に従って,原死因(直接に死亡を引き起こした一連の事象の起因となった疾病もしくは損傷であり,死亡診断書が正しく記載されている場合には,?欄の最下欄に記載され

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  • プロの生保 - 新小児科医のつぶやき

    周期的に話題に出てくる生活保護(生保)問題ですが、小児科に関してはと言うか、私が扱う範囲では後で書類を書くのが面倒ぐらいのものです。小児医療では相手が生保であろうと、なんであろうと「早く治したい」が共通認識項目であり、少なくとも医療を行なう上ではさしたる問題を感じた事は殆んどありません。 私は小児科医なんですが、ある時期に内科をやる羽目になったことがあります。病院の事情で職の内科を病棟付きで1人で任せられた状態です。内科の後継を見つけ出すまでの「つなぎ」と言う約束のはずでしたが、内科医の後継を見つけるのは難航し、思わぬ期間をやらされたと言うところです。小児科と内科は重なる部分もありますが、重ならない部分も少なくなく、長期化に連れ勉強が必要になったのは間違いありません。 当時は開業なんて考えていなかったのですが、今となってはあの時に泥縄式でも内科知識の裾野を広げておいたのは結果的には良かっ

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  • NATROM先生に座布団1枚 - 新小児科医のつぶやき

    平穏な関西にいると実感に乏しいのですが、鼻出血や下痢が内部被曝の影響によるものだと風評が飛んでいるようです。「そんな事はない」との冷静な反論も出ていますが、相手は理論ではなく不安心理でそう思い込んでいますから、議論もまたかみ合っていないように感じます。なんと言っても「絶対そうでないと断言できるか」の反論は議論の積み重ねを許しません。 「大変なこっちゃ」と横目で見ていたのですが、NATROM様が放射線被ばくで集患をとエントリーをあげておられるのを見て笑ってしまいました。NATROM様は不安心理を逆手に取って、手間のかかる否定より進んで肯定してしまえば、集患に有用としています。ま、普通の鼻出血やら下痢なら、どのみち治療可能ですから、放射線の影響を認めれば患者は満足します。 NATROM様がブラックなのは、ついでに怪しげなインチキ療法を自費診療でセットにすればより有用としています。そりゃ、どこの

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  • 上小阿仁村 - 新小児科医のつぶやき

    この村のHPによりますと人口世帯数は、 平成22年2月末現在 人口 2,902人 男性 1,382人 女性 1,520人 世帯数 1,245世帯 ちなみにwikipediaのデータを合わせますと人口の推移は、 1980年時点の人口が4352人ですから、30年で1450人、約3割の人口減少である事が確認できます。ここまで書けばお分かりのように高齢化率(65歳以上人口)も進んでおり、2009年時点で44.3%に達しているようです。人口減、高齢化率の進行は地域の事情ですから仕方がないにしろ、平成の市町村合併の時に何故に取り残されたかは興味が湧くところです。 上小阿仁村も合併を考えていなかった訳ではなく、妙に有名になった北秋田市との合併協議には参加していたようです。この時に参加した町村は北秋田市になった鷹巣町、合川町、森吉町、阿仁町とこの村です。何故に最終的に離脱したかの理由は現村長の市町村合併の

    上小阿仁村 - 新小児科医のつぶやき
  • 愛育日赤事件の中間憶測(週刊誌風) - 新小児科医のつぶやき

    またこの話題かと言われそうですが、大事な事件ですから賞味期限が切れないうちに反芻しても良いと思っています。とは言え情報源のほとんどが記事情報だけですので、憶測の塊になるのは避け難く、週刊誌レベルになってしまうのは御了解よろしくお願いします。 まず二つの事件のごく簡単な時系列です。 3/13:日赤に是正勧告 3/17:愛育に是正勧告 3/25:東京都と「厚労省の担当官」のアドバイス 3/26:マスコミ報道 愛育と日赤への監査はセットであると考えて良いと思います。ここで前提なのですが労働行政は非常に意図的に行なわれます。労基署は労基法の番人ではありますが、労基法の遵守をゴチゴチに求める機関ではなく、なるべく労基法に則りながら、実情に対して極めて柔軟と言うか、無限に伸びる新素材のような弾力運用を時に行ないます。当然ですが愛育と日赤に対しても何か濃厚な意図をもって行動したと考えられます。 労基署の

    愛育日赤事件の中間憶測(週刊誌風) - 新小児科医のつぶやき
    campy
    campy 2009/04/23
    "週刊誌風"
  • 愛育病院の続報 - 新小児科医のつぶやき

    今日は休載の予定でしたが、事が予想以上に大きくなりそうなので、取り急ぎですが頑張ってあげます。3/26付朝日新聞より、 愛育病院が総合周産期センター返上申し出 当直維持困難 危険の大きい出産に24時間態勢で対応する総合周産期母子医療センターに東京都から指定されている愛育病院(港区)が、都に指定の返上を申し出たことがわかった。今月中旬、三田労働基準監督署から受けた医師の勤務条件についての是正勧告に応じるためには、医師の勤務時間を減らす必要があり、総合センターに求められる態勢が確保できないと判断した。 総合センターでなくなると、救急の妊婦の受け入れが制約されたり、近隣の医療機関の負担が増したりするおそれがある。都は愛育病院に再検討を求めている。厚生労働省によると、総合センターの指定辞退を申し出るケースは初めてという。医師の過重労働で支えられている周産期医療の実情が露呈した形だ。 病院関係者によ

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  • 労基署と言う選択 - 新小児科医のつぶやき

    労働基準監督署が何をするところかと言えば、これはwikipediaですが、 労働基準法に定められた監督行政機関として、労働条件及び労働者の保護に関する監督を行う。 労基法の警察みたいなところと考えても良いかもしれません。ただよく御存知の通り、労基法遵守に積極的に必ずしも動いてくれる機関ではありません。積極的にとは、労基署が能動的に会社なりを調査して労基法遵守に導くという事は少ないという意味です。もう少し単純に言うと、労働者が我慢してしまうと労基署は関知しないと言えば良いでしょうか。 労働者は労基法で守られていますが、労働者が労基法を知り、積極的に活用しないと労基署も守ってくれない関係にあります。この辺の機微は微妙なんですが、今日はあまり深く論じない事にします。それでも労働者が労働条件の悪さを相談しに行くと労基署は動きます。これも労基署によって温度差があるでしょうが、そのための機関ですから、

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  • 愚挙を称える暴挙 - 新小児科医のつぶやき

    まだ調子が良くないのでほんの軽くだけ、 人は見たいと思う現実しか見ない(ガイウス・ユリウス・カエサル著・内乱記より) 私もカエサルではありませんから、この言葉が指摘する人になりますが、そんな人間でも普通は見える事があります。3/23付読売新聞より、 女性ランナー輝いた…妊婦さん完走、赤ちゃんも頑張った 3万5000人が都心を駆け抜けた「東京マラソン」。マラソン人気の高まりとともに、女性ランナーも急増している。妊娠7か月の妊婦、発達障害の息子を抱えた母、81歳のおばあちゃん――。風と雨に見舞われた22日、多くの女性もまた、それぞれの思いを胸にゴールを目指した。 出産を今年7月に控えながら、完走を果たした岡田綾乃さん(36)(東京都練馬区)。3年目でようやく出場権を得て、医師と相談して「無理をしない」という条件でスタートした。 途中、おなかが張ることもあったが、沿道では常に、夫の茂樹さん(37

    愚挙を称える暴挙 - 新小児科医のつぶやき
    campy
    campy 2009/03/25
    妄想部分がいらなすぎる。/無謀を讃える空気が有害なのは同意。ウケる事なら何も考えずに流すだけのマスは害悪の増幅装置にしかならない。
  • 公立病院改革プラン - 新小児科医のつぶやき

    総務省から公立病院改革ガイドラインが示されています。古い話題なんですが、どうも今まで取り上げてなかった(自信がないのですが・・・)ので遅まきながら読んでみます。全文を紹介すると長いので概要のポイントの「第1」と「第2」を引用します。 第1 公立病院改革の必要性 公立病院の役割は、地域に必要な医療のうち、採算性等の面から民間医療機関による提供が困難な医療を提供すること (例えば?過疎地?救急等不採算部門?高度・先進?医師派遣拠点機能) 地域において真に必要な公立病院の持続可能な経営を目指し、経営を効率化第2 公立病院改革プランの策定 地方公共団体は、平成20年度内に公立病院改革プランを策定 (経営効率化は3年、再編・ネットワーク化、経営形態見直しは5年程度を標準) 当該病院の果たすべき役割及び一般会計負担の考え方を明記 経営の効率化 経営指標に係る数値目標を設定(参考例・・・別添1) 財務の

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  • ヒブワクチン配給の怪 - 新小児科医のつぶやき

    去年の12月にスタートしたヒブワクチンですが、12月に第一三共のMRを呼んで商品説明会を行った時には、接種開始にあたって「今年は20万用意した」と話していた気がします。この記憶が怪しくて「20万人分」だったかもしれない(それなら60万相当になる)のですが、たぶん20万だったと思います。微妙な量だと思っていたのですが、初めてでもあり需要予測が難しいので、その時には「そんなものか」以上には感じませんでした。 だから数の記憶に怪しいですし、零細診療所の医師が文句を言ったところで何も変わらないからです。 ヒブワクチンの購入は全国共通窓口で、Faxで希望者の名前と必要数を発注すると、指定の問屋から配給されるシステムになっています。裏口があるかどうかは聞いていないのですが、たぶん無いと思っています。12月発売時からソコソコの数の発注があったとは12月の時点でMRが語っていました。当院にもボ

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  • 送検を考えてみる - 新小児科医のつぶやき

    題材は3/10付読売新聞です。 ロス手術高3死亡 心臓外科医を書類送検/業務上過失致死容疑で 水戸済生会総合病院(水戸市双葉台、早野信也院長)で2004年、「ロス手術」と呼ばれる心臓手術を受けた鉾田市の高校3年石津圭一郎さん(当時18歳)が2日後に多臓器不全で死亡した問題で、県警捜査1課と水戸署が、執刀した心臓外科医の男性(47)を業務上過失致死容疑で水戸地検に書類送検していたことがわかった。 捜査関係者らによると、大動脈弁が正常に閉まらず、心臓に血液が逆流する「大動脈弁閉鎖不全症」と診断された石津さんに、医師は04年7月、肺動脈弁を大動脈弁に移植し、肺動脈弁は人工血管などを縫いつけて代用する難度の高いロス手術を行った。ところが、医師は切除した肺動脈に適合しない人工血管を使ったうえ、人工血管と肺動脈の縫合部付近に狭さくを生じさせ、血の流れが悪くなり、右心不全に起因する多臓器不全を引き起こし

    送検を考えてみる - 新小児科医のつぶやき
  • 連鎖反応じゃないけれど - 新小児科医のつぶやき

    最近覚えている限りで列挙してみます。1/31付神戸新聞より、 全国の公立病院で医師不足が深刻化する中、加古川市民病院(加古川市米田町平津)は三十日、内科で医師二人が退職し、後任を確保できないため、二月九日から当面、同科の外来診療を制限すると発表した。予約のある再来患者か、他病院から紹介された人しか受診できなくなる。(宮万里子) 同病院によると、内科は診療規模上、医師が最低十五人必要だが、近年減少が続き、二〇〇四年四月の十四人から現在は七人に半減。既に深夜の救急対応を縮小していたが、昨年末、新たに二人が開業などを理由に三月末での退職を申し出、五人に減ることが決まった。 加古川市民病院に2004年4月には15人の内科医がいたのが、来年度には5人に減ると言う記事です。次は2/8付宮崎日日新聞より、 3月末までに医師6人が退職の意向を示している県立延岡病院(楠元志都生院長)の後任医師確保が難航し

    連鎖反応じゃないけれど - 新小児科医のつぶやき
    campy
    campy 2009/03/06
    "これは待遇の良くない病院で医師同士の横の連絡が強くなっただけではなく、容易に医師同士の意思疎通が可能になった一つの傍証ではないかとも"
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