41.1度を観測し、国内観測史上最高気温に並んだ浜松市内をマスク姿で歩く人たち=浜松市中区で2020年8月17日、宮武祐希撮影 異常気象による深刻な被害が今年も世界各地で発生している。日本では毎年のように暑さの記録が更新されるようになった。異常事態は今後「日常」になっていくのか。記録的な暑さや大雨などの影響を受けている世界の現状をまとめ、その背景を探った。【八田浩輔、渡辺諒、大場あい】 世界で頻発する異常気象 「長きにわたって記憶される記録的な熱波となった」。米国立気象局は今月、カリフォルニア州での熱波を受けて声明を発表した。 同州中部の国立公園デスバレー。「死の谷」を意味し、地球上で最も暑い場所の一つとして知られる地で8月16日午後、気温54.4度を観測した。世界気象機関(WMO)によると、気象学者などの検証後に公式記録として認められた場合、世界で過去3番目に高く、1931年以降の89年
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