初場所中に泥酔暴力問題を起こした朝青龍の責任を追及した4日の日本相撲協会の理事会。 2度の中断を挟み、強硬に「処分」を主張する役員と、「徹底調査」を求める親方衆が対立したという。二つの意見の応酬が、25回の優勝を誇った横綱を引退に追い込んだ。 強硬派の筆頭は、外部役員で元警視総監の吉野準監事だった。「即刻、解雇すべきだ」といった趣旨の発言に、会議室の空気は一気に緊張感が高まった。これに元東京高検検事長の村山弘義理事も同調。新任の貴乃花理事や武蔵川理事長、二所ノ関、放駒の両理事も賛同した。 こうした意見に対し、元理事長の北の湖、九重、友綱の3理事が一斉に反発した。「時津風部屋の力士死亡事件の時は何度も聴取を重ねた。相手があることでもあり、よく調べなければいけない」と主張。さらに、「弁明の機会を与えるべきだ」と求めた。吉野監事は「調べるならば、今すぐ呼べばいい」と応じた。 強硬派の親方衆にも「