歓喜の瞬間 2022年大会の開催地決定に沸き立つカタールのサッカーファン Khaled Abdullah-Reuters FIFAワールドカップの2018年と2022年の開催国が、それぞれロシアとカタールに決まった。世界のスポーツ界、サッカー界にとっては驚くべき結果だった。 なぜロシアとカタールなのか。 正直、ロシアはある意味理解できる。投票前から、ロシアとイングランドの2択と見られていた(実際には、過半数を得る国が出るまで最下位の国を除いて投票を続ける制度の下、イングランドが1回目の投票で落選したのは衝撃的だった。FIFAの理事独特の思考回路が示されたかたちだ)。 ロシアはまだ「サッカー途上国」といえるだろう。国内リーグのレベルは、スペインのリーガ・エスパニョーラやイタリアのセリエA、イングランドのプレミアリーグには遠く及ばない。だがヨーロッパの中で中間レベルにあることは間違いない。 さ