この人事に敏感に反応したのは海外メディアでした。 「活発で単刀直入な四九歳」「安住氏自身のウェブサイトを見る限りでは、円高よりも一四人組のダンスボーカルユニットEXILEに詳しいようだ」「安住氏のサイトにある二〇〇九年一一月のブログでは、明仁天皇の即位二〇周年記念の式典でついにEXILEのメンバーと会った日のことが書かれている。そこでは自身の写真に加え、『やっと会えました』という吹き出し付きで、『会えた、会えた、会えた、・・・会えました』と記されている」(米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』) 「公式サイトから判断すると、EXILEが得意分野らしい」(英紙『インディペンデント』) すでに世界にはこうした深刻なメッセージが発信されているわけです。 安住のあだ名は「ちびっこギャング」です。『週刊ポスト』(二〇一一年九月三〇日号)によると、安住は周囲に「俺は暴走族出身だからな」と言って回って