文=川端暁彦 5月12日、日本代表のW杯登録メンバー23名が選抜された。何かを選ぶということは何かを捨てるということ。日本に限らず、W杯に臨むチームの監督は「24人以上選びたかった」というのが本音だろう。あらゆる事態に備え、あらゆる戦況に応じることを考えれば、23人という枠はいかにも狭いのだ。ここではアルベルト・ザッケローニ監督が「選んだ=捨てた」ものは何なのかを考えていきたい。 大久保嘉人のサプライズ選出が注目度で抜けているが、今回の選考における大きなポイントとして挙げたいのは、ボランチだ。基本正副合わせて4枠と考えられている位置ではあるが、ザッケローニ監督は「悩みどころとして、ボランチを1枚多く連れて行こうかどうしようかという問題があった」と語る。これには、長谷部誠が負傷明けで復帰したばかり、遠藤保仁もコンディションが万全には見えず、高温多湿のブラジルを考えると二人とも90分のフルタイ
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