どういうことかと言うと、インターネットが国家間の境界線をますます消滅させていくと、コンテンツやモノ、サービスは国内産か国外産かの意識もされず、世界でもっともクオリティの高いものが選ばれていきます。そして、世界から選ばれるものは、グローバルがマーケットとなるわけですから、圧倒的な資本の厚みができる。簡単に言うとクオリティに対してもっともっとお金がかけられるようになるわけです。ローカル内では、もっともクオリティが高くても、世界で通用しないクオリティのものは、ローカルからしかお金が集まりません。そのため、クオリティにかけられるお金が相対的に少なくなり、グローバルに選ばれたハイクオリティとの間に質的な差が生まれていき、ますます選ばれなくなっていくのです。 インターネットは一方で、コミュニティの構築と参加を容易にし、そして規模も大きくしました。コミュニティが大きくなったために、自分が入っているコミュ