中国本土で米国製の音声SNS「Clubhouse」が利用できなくなったという報告が相次いだのは、2月8日夜のことだ。米国発で日本でも爆発的にユーザーを増やしている同アプリの人気が中国国内でも高まり始めている直後である。上海市からアクセスできなくなったことが確認され、中国版ツイッターと呼ばれる「微博(ウェイボ)」でも各地のユーザーから利用できなくなったとの書き込みが相次いだ。 中国政府が言論統制を目的として稼働しているネット監視システム「金盾工程」の対象となり、ネット接続が遮断された可能性が高い。こうした書き方しかできないのは、どのアプリへのアクセスを遮断しているかを中国当局が明らかにすることは基本的にないからだ。金盾は万里の長城(ザ・グレート・ウォール・オブ・チャイナ)になぞらえて「グレート・ファイア・ウオール(GFW)」などとも呼ばれ、中国国内からは「YouTube」や「Facebook
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