日々報じられるニュースの陰で暗躍している諜報機関──彼らの動きを知ることで、世界情勢を多角的に捉えることができるだろう。国際情勢とインテリジェンスに詳しい山田敏弘氏が旬のニュースを読み解く本連載。スパイといえばアメリカがイギリスが優秀なイメージだが、実は本当にひっそりと活躍している強い組織があるという。今回は知られざる「最強の情報機関」の実態に迫る。 地味に強いオランダ 世界のスパイ機関といえば、アメリカのCIA(米中央情報局)、イギリスのMI6(秘密情報部)、イスラエルのモサド(イスラエル諜報特務局)、ロシアのSVR(対外情報庁)、中国の国家安全部(MSS)などが有名だ。どれも国の外でスパイ活動を行う対外諜報機関だ。 だがこれら以外にも、世界の多くの国が対外スパイ機関を抱えている。そんな数あるスパイ機関の中でも、地味にではあるがよく話題に上るのが、オランダの諜報機関のAIVD(ジェネラル
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