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ブックマーク / jun-makino.sakura.ne.jp (5)

  • 125. MIMDメニーコアの現在と将来 (2015/3/21-22)

    125. MIMDメニーコアの現在と将来 (2015/3/21-22) ここしばらく、色々なしがらみもあって MIMD メニーコアのシステムについて 色々みたり聞いたり文句をいったりする機会が多いのですが、連続的な進化、 というのはやはり限界に近づいている、というか、既に限界を超えているのではと いうふうに思います。以下、なにが問題か、対応策はあるのか、というのを 少し議論してみます。 将来というか、まず現在の困難というのは Xeon Phi に表現されています。 但し、KNF とか KNC では、あまりに設計がアレであるという問題が多す ぎて、MIMD メニーコアの質的な問題点が見えにくくなっています。 まず設計上の問題点です。 主記憶のアクセスレイテンシが 250サイクルくらい (らしい)のはまあしょうがないとして、リモートキャッシュも同じくらいある とか、なにがどうなってるかよくわ

  • 123. フラッグシップ2020 と私(2015/1/16)

    123. フラッグシップ2020 と私(2015/1/16) 首相官邸からの アナウンスによると、13日に行われた第7回総合科学技術・イノベーション会議 (CSTI)で安倍首相は以下のように述べたそうです。 スーパーコンピュータ「京(けい)」については、かつて開発計画の凍結も 議論されました。日は、ポスト「京(けい)」開発に関する評価を決定いた だき、格的なスタートの準備が整えられました。強い意志を持って、世界で 一番を目指していきたいと考えています。 ここで総合科学技術・イノベーション会議といわれているものはいわゆる「 会議」で、その下に色々な部会などがあります。ポスト「京」については、 評価専門調査会の議題になり、その下にさらに評価検討会が組織され、そこで の結論が評価専門調査会、会議と順番にあがっていく、という仕掛けです。 13日の会議は首相がでる(主催する)ことからもわか

  • 113. 情報科学技術委員会 次世代スーパーコンピュータ概念設計評価作業部会(第2回) 配付資料 (2012/6/13書きかけ)

    113. 情報科学技術委員会 次世代スーパーコンピュータ概念設計評価作業部会(第2回) 配付資料 (2012/6/13書きかけ) 情報科学技術委員会 次世代スーパーコンピュータ概念設計評価作業部会(第2回) 配付資料 が公開されました。これは「京」(当時は次世代スーパーコンピューターとい うプロジェクト名でしたが)の開発方針を決定した大変大事な会議です。 この中でも特に重要のはマル秘マーク付きの これです。 スライド 25 には、2007年段階でアクセラレータを採用しなかっ た理由が書いてあります: 「2者のシステム構成により、目標性能達成の見込みが確認できたため、 アクセラレータの採用は考慮しない」 つまり、アクセラレータ付きの構成と無しの構成の優劣は比較しないで、 「アクセラレータ無しで目標達成できるからアクセラレータ無しにした」 という論理です。これは設計の比較方向としてはかなり奇妙

  • 122. PEZY-SC と「睡蓮」

    122. PEZY-SC と「睡蓮」(2014/11/21) 2014/11 の Top500 には、久しぶりに Intel 等の巨大企業ではないベンチャー の独自開発によるプロセッサがエントリーしました。 KEK に設置された ExaScaler-1 「睡蓮」です。 Dual Xeon の普通のノードに、 PEZY-SC なる独自開発の MIMD 1024 コアプロセッサを2つ載せた ボードを4枚搭載したたシステムです。 PEZY-SC は動作クロック 733MHz, 倍精度ピーク演算性能 1.5TF、 チップ自体の消費電力は 65W と発表されています。製造プロセスは TSMC の28 HPM で、我々が GRAPE-X の試作に使ってものと同じ、 電力あたり性能も大差ありません。GRAPE-X では、若干低電圧側に ふった動作で 30GF/W を実現しています。 さらに、 2014/

  • http://jun-makino.sakura.ne.jp/talks/wako20151128.pdf

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