タグ

ブックマーク / katokitiz.hatenablog.com (8)

  • 「えっ!?これスピッツの曲なの??」って思わず言っちゃうスピッツの名曲ベスト - シン・くりごはんが嫌い

    以前こんなことがあった。洋楽好きな後輩にいろいろなバンドを聴かせていたときのことだ。スマパンの“Siva”のイントロを流したあと「あ、これってスピッツの“センチメンタル”って曲にすごく似てるんだよ」と、すぐにその曲をかけたら「えっ!?これスピッツなんですか?ちょーかっこいい!」と言われたのだ。 そのときぼくは思った「そうか、世間的なスピッツのイメージってまだまだ“ロビンソン”や“空も飛べるはず”なんだ」と。 “ロビンソン”はスピッツを国民的なバンドにおしあげた超名曲であり、この系譜の曲は“春の歌”や“君は太陽”など、そのあとも作られているが、実はスピッツはディストーションギターが鳴り響くハードなロックテイストの曲も多い。特に『ファイクファー』以降はロックバンドとしてのアイデンティティを模索するような実験作も意識的につくられてるのである。 というわけで今回は、思わず「え?これスピッツなの?」

    「えっ!?これスピッツの曲なの??」って思わず言っちゃうスピッツの名曲ベスト - シン・くりごはんが嫌い
  • これ、ホントに良い「曲」か? - シン・くりごはんが嫌い

    MステやらこないだのSONGSなんかで話題になってる、おじいさんが病気で倒れて、それをおばあさんが介護して人生振り返るみたいな歌。 映像で観てたけど、ほぼほぼ聴きながす感じでそこまで気にも止めてなかったのだが、おかんが「知ってるか?」と言いだしたこともあって(ぼくの両親はサブカルに対する興味とそれを汲み取る感性が一般人以下ということもあって、この人たちがやんやいいだすとマニアックな層以外にも届いてるんだなという指標になっている)、ちゃんと聴いてみた。 これ、そんなに良い曲か? いやいや、ちょっと冷静になってくれ。「みんなのうた」のアニメや、その“泣かせる”歌詞に引っ張られてないか?仮にこの曲がそこまで知られてないとして、スーパーのBGMのように「歌は入ってないがメロディはしっかり流れるインスト」みたいなバージョンで聴いたとしよう。足を止めて「なに?この良い曲!」となるだろうか? じゃあ、歌

    これ、ホントに良い「曲」か? - シン・くりごはんが嫌い
  • 最近、感情がない主人公のドラマ多くね? - シン・くりごはんが嫌い

    「福家警部補の挨拶」第一話と第二話を観た。 ひとことでいうなら「ちょっとだけツメが甘い女コロンボ」ちゃんと「君はコロンボか!」というセリフまである。これはいいコンテンツを作りましたねーと思ったらそもそも原作があって、書いた人がコロンボのファンでノベライズも担当したとか。んで5年前に一回NHKでドラマ化してるらしい。そっちは原作ファンも納得で今回のヤツはかなり叩かれている。 驚いたのは人を撲殺するシーンをワンカットでしっかりと見せてるということ。どうやって撮影したんだろう。ホントに頭にガスンって当たってるように見える。ギャスパー・ノエの『アレックス』みたいで度肝抜かれた。説明的なセリフが多いが、描かなくてよいところはしっかり省略していてテンポが良い。特に二話のあえての尻切れトンボ感はシャープでかっこよかった。視聴率はガン下がりだが、恐らくこれは最後まで見続けるパターンである。 ただ「コロンボ

    最近、感情がない主人公のドラマ多くね? - シン・くりごはんが嫌い
  • 「リターナー」を再評価せよ!『安堂ロイド』第一話 - シン・くりごはんが嫌い

    『安堂ロイド』の第一話を観た。 その人を喰ったようなタイトル。さらに演技がいつも一緒と評判のキムタク主演でSFをやるということで、放送される前から散々叩かれていたが、正直かなり楽しんで観た。 まず木村拓哉が「いつものキムタク」じゃないのがとても良い。 どの程度制作に関わってるのかはうかがい知れないが、主人公のキャラクターが「コンセプト・設定協力」としてクレジットされている庵野秀明にそっくりである。いや、正確にいうならば庵野秀明をモデルにした安野モヨコの『監督不行届』に出てくるカントクくんということになるのだろうが、あの天化のキムタクが他人とコミニュケーションをはかれない偏屈なオタクを堂々と演じており、さらにウルトラマンのポーズまで決めるしまつで、後に出てくることになるアンドロイドとの差別化をはかるためかもしれないが、その時点で「いつものキムタク作品ではない」と所信表明をする。 いろんな人が

    「リターナー」を再評価せよ!『安堂ロイド』第一話 - シン・くりごはんが嫌い
  • AKBのゲームにみる秋元康の本性 - シン・くりごはんが嫌い

    「オークションには出さないで下さい!」に込められた意味 - くりごはんが嫌い ↑の続き。 パッケージングもさることながら中身もそうとうヒドいというようなことを書いたわけだが、当にヒドいのはさらにその先にある。 このAKBのゲームゲームでありながらも非常に残酷で胸が痛むのだ。 いくらゲームとはいえ、好意を持っている娘――――もっといえばわざわざドラマチックに告白してくる娘にたいし、何度も何度も「NO」を突きつけるのはさすがにキツい。二次元萌えなることばがあるが、こっちは実写映像でフルボイスだ。さらにその娘の人となりが少なからず反映されたような台にそって話が進めば多少の情もわいてくる。そこで振ったときのダメージたるや……プレイしてはじめて分かったがなかなかのものであった。 このプレイして胸が痛む感じは『ピクミン』が大量に死んだときと似ている*1。 別にたかだかゲームじゃないかと言われれば

    AKBのゲームにみる秋元康の本性 - シン・くりごはんが嫌い
  • 『刑事コロンボ』の名作とされてるヤツをいくつか観た - シン・くりごはんが嫌い

    今更ながら『刑事コロンボ』シリーズにハマっていた。 BSでの再放送やディアゴスティーニの販売などでふたたび盛り上がりをみせている『コロンボ』だが、なんとなく録画して観た回がエド・マクベイン原作の誘拐モノであり、全然コロンボ関係ねぇじゃん!と思って検索したところ。それはファンの間では失敗作として有名であるということが分かった。 それが逆に火をつけてしまったというか、小生『古畑任三郎』のマニアであり、コロンボを数話観てやめてしまった身としては今がいいチャンスかもしれないと、Twitterでおすすめを教えてもらいながら大量にコロンボを借りてきて片っ端から観ていた。 今、改めて観ると、いろんな監督が挑戦的な演出をしていることが分かったし、何よりも『古畑』がいかに『コロンボ』に影響されて作られていたか! そこで今回は代表作とされるものを中心に観てきた作品の感想を『古畑』とからめながら書いていく。これ

    『刑事コロンボ』の名作とされてるヤツをいくつか観た - シン・くりごはんが嫌い
  • 容赦ない“ダイ・ハード”『エンド・オブ・ホワイトハウス』 - シン・くりごはんが嫌い

    『エンド・オブ・ホワイトハウス』鑑賞。 アメリカ大統領一家を警護するスゴ腕シークレット・サービスのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)。一家とは友人を越えたような関係性を築くほどだったが、不慮の事故によりファーストレディを死なせてしまう。一年半後、財務省での事務仕事をさせられていたマイクだったが、そこで驚くべき事件が発生。北朝鮮のテロリストがアメリカの首都を攻撃、なんと大統領を人質にとってホワイトハウスを占拠してしまった。職場が近くだったこともあってか、マイクはかつての仲間を殺されながらもなんとかホワイトハウスに潜入。たった一人で大統領救出に挑む………というのが主なあらすじ。 物語の導入部は見事なまでに『クリフ・ハンガー』であり、編はホワイトハウスを舞台にした『ダイ・ハード』ということで、かつてのアメリカ製マッチョアクションがジェラルド・バトラーの手によってよみがえる(作を制作して

    容赦ない“ダイ・ハード”『エンド・オブ・ホワイトハウス』 - シン・くりごはんが嫌い
  • 感染のスピードと同じ早さ『コンテイジョン』 - シン・くりごはんが嫌い

    『コンテイジョン』鑑賞。 ハリウッドにおいて、ティム・バートンと並び、作家性と娯楽性を兼ね備え、特異なポジションについているソダーバーグ監督最新作。原因不明の感染症が世界中を襲うというシンプルなプロットの作品。 新種の細菌による感染症が猛スピードで全世界を襲い、その感染が広がっていく様を、たくさんのキャラクターの視点から描き、それが感染の時系列と繋がっていくという巧みな編集によって映画は構成されている。感染の原因になった女とその夫、そして専門家、医者、ワクチンを作る男、さらにそのワクチンを得るために関係者を誘拐する男などなどキャラクターは多種多様であり、舞台も全世界を縦横無尽に駆け回る。豪華スターを共演させることで、少ししか写らないようなキャラクターにもインパクトを持たせ、ただの顔見せでないことをアピールするあたりもさすがソダーバーグという感じでぬかりない。実際、とてつもない人数が出ている

    感染のスピードと同じ早さ『コンテイジョン』 - シン・くりごはんが嫌い
  • 1