パンデミック後には世界秩序が激変する?(写真は4月13日、都市封鎖が解けた重慶の壁を破る男)Aly Song−REUTERS [ロンドン発]欧州問題に詳しいソフィア自由主義戦略センター議長で政治科学者のイワン・クラステフ氏が「新型コロナウイルス危機が生んだ7つの教訓」と題して欧州外交評議会(ECFR)に寄稿している。 この10年、欧州は常に危機をバネにして統合と深化を進めてきた。しかし英国の欧州連合(EU)離脱問題を積み残したまま、100年に1度のパンデミックが激動の欧州をのみ込んでいる。 この危機は世界金融危機や欧州債務危機、難民危機、テロなどとは大きく異なる。未知のウイルスによる不確実性は人の生死だけにとどまらず、経済、政治、社会、生活へと広がり、予想をはるかに上回るパラダイムシフトを引き起こすだろう。 まだ新型コロナウイルス危機を総括するには時期尚早だが、クラステフ氏の指摘した"早す