「Rubyはバージョン2.0で、言語としてほぼ完成した」――。東京・目黒雅叙園で2月15日まで開催している「Developers Summit 2013」で、Rubyの生みの親であるまつもとゆきひろ氏(写真)はこう宣言した。 Ruby 2.0は、Ruby生誕20周年を記念して、2013年2月24日にリリースする予定の新バージョン。まつもと氏は講演の中で、バージョン2.0の新機能を披露するとともに、Rubyの今後についても言及した。「言語を壊さず(互換性を維持した状態で)、これ以上新しい機能を追加するのは難しい」(まつもと氏)ため、言語仕様としてはほぼ完成したと考えているという。しかし「言語は改善を続けなければ死んでしまう。今後もRubyの実装をより高速化したり、マルチコアへの対応を強化するするなど、互換性を維持した形でRubyをより良くしていきたい」考えだ。 今回の講演ではRuby 2.0