ストレージに関するコストは削減しにくいものの1つとして挙げられる。アイシロン・システムズのスケールアウト型NAS「Isilon IQクラスタストレージ」を導入して、ストレージを仮想化するとTCOを3分の1にできるという。コストや運用負荷がどのように軽くなるのだろうか。 サーバ仮想技術を利用して、物理的なサーバの台数を削減した、あるいは検討しているという企業は多い。サーバを仮想化することでリソースの利用効率や運用効率の向上が見込めるからだ。 しかし、ストレージに目を転じてみると、旧態依然としたストレージアイランドが残されているのではないだろうか。これでは、本当の意味での“仮想化による効率アップ”は実現しない。サーバだけでなくストレージも仮想化してこそコスト削減が始まるのだ。 「ストレージのトレンドは、スケールアップからスケールアウトへとシフトしています。仮想化環境におけるストレージの解は、ス