防衛省によると、米海兵隊のMV22オスプレイの10万飛行時間あたりの事故件数を示す「事故率」は、米軍普天間飛行場への配備前の2012年9月時点は1.65だったが、最新の15年9月時点で2.64と上がっている。ただし、この数字は米海兵隊全体の平均事故率と同じ数値で、他の米軍機と比べて突出しているわけではない。 オスプレイは機動力に優れ航続距離も長い。陸上自衛隊は18年度までに17機取得する予定。19年度以降、佐賀空港の隣接地に配備する方針で、地元自治体などと調整している。防衛省は中国の海洋進出を念頭に沖縄県の尖閣諸島を守る「南西シフト」を進めており、隊員輸送など離島防衛での活用を中心に考えている。