法衣をまとって僧侶に扮し、外国人観光客から金を集めたとして、警視庁は、中国籍で住所不定、自称農業の陳先楼容疑者(54)を出入国管理法違反(専ら資格外活動)容疑で逮捕し、11日発表した。容疑を認め、「食べ物を買う金を稼ぐため、僧侶のふりをしてお札などを売っていた」と供述しているという。 都内の観光地では昨年春ごろから、坊主頭で僧侶を装って数珠などを販売する中国人が複数確認されており、組織犯罪対策1課は、組織的な犯行の疑いもあるとみている。 陳容疑者の逮捕容疑は2月20日~3月5日、秋葉原や上野公園で、外国人観光客10人にお札や数珠を計2万円で販売し、資格外の活動をしたというもの。陳容疑者は観光のビザで入国していた。 「ブッダの寺の建立を手伝ってください」などと英語で書かれたカードを提示し、興味を持った観光客をターゲットにしていた。陳容疑者は「1日約2千円の利益があった」と話しているという。
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