スマートフォンやカーナビなどで利用されている位置情報システムの性能を飛躍的に高める日本版GPS衛星の「みちびき」が、1日午前9時すぎ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられます。 「みちびき」は、アメリカのGPSと同じようにスマートフォンなどの携帯端末で位置情報を得られる衛星で、一つの機体が1日当たり8時間程度、日本付近の上空にとどまる特殊な軌道を飛行します。 「みちびき」は今回も含めて、ことし中に合わせて3機が打ち上げられる計画で、7年前に試験的に打ち上げられた1機と合わせて4機体制が整えば、常に1機以上が日本付近の上空を飛行するようになり、来年の春以降実用的に使えるようになります。 アメリカのGPS衛星が誤差がおよそ10メートルあるのに対し、GPS衛星とみちびきを組み合わせて利用すれば、誤差はわずか数センチ程度となり、位置情報システムの性能を飛躍的に高めることになります。 このた