領域 D で定義された関数(2変数関数) z = f ( x , y ) に対して, f ( a + h , b + k ) − f ( a , b ) = A h + B k + ε ( h , k ) h 2 + k 2 ・・・・・・(1) と表わすとき, ( h,k )→( 0,0 ) において ε ( h , k ) → 0 が成り立つような定数 A , B が存在するならば, f ( x , y ) は点 ( a , b ) において全微分可能であるという. また,関数 z = f ( x , y ) が領域 D の各点で全微分可能であるとき, f ( x , y ) は D で全微分可能であるという. (1)において k=0 とおくと f( a+h,b )−f( a,b ) =Ah+ε( h,0 ) h 2 となる. h>0 のとき, h 2 =h なので f( a+h,b )