『図書館雑誌』2014年12月号に、名古屋大学附属図書館がElsevierの電子ジャーナルパッケージ契約(いわゆるビッグディール)を中止した件についての報告が掲載されていた[*1]。 http://info.nul.nagoya-u.ac.jp/news/denshi/2013/140228 自分の知るかぎり、公のものとしては初だと思う(当文献は何も参考文献を挙げていない)。2ページと短い記事だが、関心のあるテーマなのでありがたく読んだ。興味深いのはアンケートにおける教員と大学院生の温度差。 以下、原記事の見出しに沿って簡単なメモを。 1. 電子ジャーナルをめぐる国内外の動向 言わずと知れたパッケージ契約の功罪について。 2. 名古屋大学における対応 電子ジャーナル契約額の3/4が部局負担。価格上昇は部局の負担になり、以前より一部部局からパッケージ見直しの声が。 2014年契約の検討の際、