NTTドコモは4月10日、同社が所有する国内最大の研究開発拠点である「NTTドコモ R&Dセンタ」(神奈川県横須賀市)で、スーパー3Gの実験環境を公開。報道関係者向けとしては初となるデモンストレーションを行った。 筆者はこのデモンストレーションに参加、モバイル産業の近未来を担う「ドコモのスーパー3G」をこの目で見てきた。今日のMobile+Viewsは特別編として、スーパー3Gの現在と可能性についてリポートしたい。 スーパー3Gは“3Gの総括”であり、“4Gへの橋渡し” ドコモがスーパー3Gと呼ぶ方式には、正式名称や通称をあわせていくつかの呼び名がある。移動体通信方式の標準化組織である3GPPでは「LTE(Long Term Evolution)」という名で規格化が進められているが、ドコモの呼称であるスーパー3Gを使う海外関係者も多い。また「3.9G(第3.9世代携帯電話)」呼ばれることも