[神奈川県立歴史博物館] 連休だというのに仕事。しかも急に入った横浜みなとみらい案件。さいわい今日は午前中で終了したので、馬車道あたりをランチがてら小散歩。このあたりは近代建築の宝庫だ。 神奈川県立歴史博物館(改装のため展示は休止中)はもともとは1904年(明治37)に建った旧・横浜正金銀行本店。ネオバロック様式、とりわけ青銅葺きのドームが美しい。設計は妻木頼黄(つまき・よりなか1859-1916)。ジョサイア・コンドルの弟子で、工部大学校(現・東大建築科)では辰野金吾(1854-1919)の後輩にあたる。横浜赤レンガ倉庫の設計者でもある。共に日本の近代帝国を支えたエリート建築家だった。 辰野と妻木はかなり強烈なライバル関係にあったといわれる。国会議事堂の設計担当だった妻木に辰野がイチャモンをつけたというのは有名な話。 日露戦争後、桂内閣のもとで再び議院建築の機運が盛り上がるが、辰野金吾ら
目次: 序章:天王寺駅の素朴な謎 伝説の私鉄、阪和電気鉄道 阪和電鉄時代の天王寺駅舎 阪和のエヴァンゲリオン、超特急 南紀直通列車、「黒潮号」 阪和間の料金に見る戦前の物価 阪和電気鉄道、開業早々に事故る 阪和線、真の秘密兵器 阪和電鉄 vs 南海鉄道の仁義なき戦い 涙ぐましい必死の経営努力 阪和電鉄、時代の大波に消える そして国鉄へ・・・ 「東羽衣線」の謎 阪和線、売ります 序章:天王寺駅の素朴な謎 好奇心のアンテナを限度いっぱいに広げていると、身近な場所や物でもさりげなく「???」と思う謎があったりします。 そして、それを掘り下げてみると意外なものが見つかったりすることがあります。 例えば、大阪にあるJR阪和線の天王寺駅。 阪和線の天王寺駅は、他のJRの路線とは少し離れた所に位置しています。 「同じJRなのに他の路線とホームが違うの?」 という疑問を持たれてもおかしくないですが、その答
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