上手な文章なんだけど、これ、頭で書いているのね。 冒頭の体験的な食わせはすごくうまいのだけど。 今宵(こよい)、江戸中期の「川開き」に始まる東京隅田川の大会で、2万2000本もの花が咲く。圧巻は最後の5分間だそうだ。2つの会場で3000発ずつ上げるというから、1秒間に10発。超高速の爆音と閃光(せんこう)はさぞ盛大だろう。間髪いれずに連射するのが現代流なのか。風情まで吹き飛んでしまわないか、ふと心配になる。 今宵の話だから予断みたいな流れはわかるのだけど、こういう現代花火は昨年もあった。で、執筆子、現代の花火を見ましたか? というか文章からは見てないなと感じがする。見ると、思うところがあるはずだ。現代の花火職人の技術はそれはすごいものだよ。 というわけで、この手の話は、実際に体験したところから書くべきだと思う。 というあたりで、上手な文章というか文章技術というのは、それは技術としてはあるけ