前回、「『自称保守』にいま一度、覚悟を問い直したい(https://nikkan-spa.jp/587712)」と語った憲政史家の倉山満氏。「成熟した保守」の確立を目指し、新刊『保守の心得』を上梓した。では、そもそも「成熟した保守」とは何だろうか? 「日本を根本から立て直すためには、自ら能動的に考える『成熟した保守』が必要なのですが、現在、旧来的な『保守』と『革新』といった対立はもはや存在していません。右派と左派という二区分では説明がつかず、少なくとも四区分は必要になっています。まず一つ目を紹介しましょう。本物の左派、つまりは共産主義者です。日本という国が嫌いで、日本政府も大嫌いな人たち。彼らはソ連が滅んでからはさすがに少数派になりました。次に、日本という国は大嫌いなくせに、日本政府は大好きという困った人たちです。戦後日本では最大派閥でしょう。たとえば、東大憲法学、官僚ら組織の利益を国益だ
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