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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (4)

  • 先日の大反響について - 深町秋生の新人日記

    随分と大反響だった。まさかここまでとはと驚いている。 コメント欄も大賑わいだ。しかし相当荒れている。すごいね。 あの「受け入れて」というPVのテーマは言うまでもなく差別だ。差別問題にストレートに挑戦する作品というのは珍しく、そのチャレンジ精神には感心したものの、描き方が稚拙なので、とても受け入れられないと評した。それは今も変わらない。 差別とは、言うまでも皮膚や言語や宗教や性や国籍が異なることで起こる。さらに住む場所や方言や体重や趣味仕事の優劣やファッション、ちょっとした違いをわざわざ見出して行ってしまうからやっかいであり、なかなか逃れられない人間の業みたいなものだ。 聞けばあの曲は性同一性障害を持った友人の告白から生まれたのだそうな。それならますますわからなくなってくる。つまりあの作品は「さまざまな価値観の相違があるだろうけれど受け入れて」という内容もあるのだろう。 しかしどういうわけ

    先日の大反響について - 深町秋生の新人日記
    castle
    castle 2008/02/27
    「リアルな障害者というのは描かれることが少ない。24時間テレビ式の「元気にひたむきに頑張る障害者」か「心は美しい障害者」の二パターンしか障害者はこの世に存在しないかのようだ」
  • 深町秋生の序二段日記

    ケータイ小説や山田悠介の小説がひどい。 という話をよく聞く。しかし大ベストセラー、映画化されて大ヒット、マンガ化されてメディア展開だ。 「中学生が教室で回し読みする落書きみたいな話」といった批判は多いし、実際のところ私もそう思ってしまうのだが、それをして「今の若者の文化が低レベル」といった思い込みもちょくちょく見かける。しかしそれは違うのではないかなと思う。 別に若者擁護をしようというのではなくて(若者の文化なんか知らないしな。携帯でメールも打てないし)、ふいに自分が過ごしてきたガキの頃の文化の馬鹿馬鹿しさを思い出したからである。 団塊ジュニア世代には常識みたいな話だが、当に冷静に振り返ってみると、80年代のガキ向け文化というのはかなり狂っていたと思う。ファミコンという新興娯楽が一気に日中を席巻したかと思うと、ゲーム会社がゲーム名人なる子供達のヒーローを仕立て上げた。ハドソン社の高橋名

    深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生の序二段日記

    12月上旬に姫路まで行ってきた。森達也氏の映画作品&講演目当て。 森氏といえば左派の売れっ子評論家という位置づけがなされているような気がする。まあ確かに死刑反対、反体制、反戦の姿勢を貫いていることもあって、そう思われるのも仕方ないかもしれないが、その一方で新右翼の鈴木邦男とを出したり、一水会の代表と息の合った対談をしたりと一筋縄ではいかない面も見せている。 しかしこの人のスタンスはわりあいはっきりしている。それは社会が普段目をつむってごまかしているところを追っかけるという「不都合な真実の追求」、それに白黒はっきりつけない「曖昧への固執」の二つである。(とくに後者はマイケル・ムーアとはっきり異なる点だ)ちなみに「不都合な真実」といえばアル・ゴアがいるけど、私は彼が嫌いである。マリファナ狂いのセガレや言論弾圧を計った女房の存在のほうがよほど不都合な真実だ。 彼が扱ったのは、羊のようにか弱いオ

    castle
    castle 2007/12/26
    「(これが放送された当時は)実験に対する規制もない。動物実験を誰でも自由に行える環境にあるのは日本ぐらい。言うなれば日本人はみんなこの動物実験の恩恵に預かりながら暮らしているともいえる」
  • 深町秋生の序二段日記

    「あの頃のこの国は美しかった。希望があった」 などと妙にうっとりする年配の方々を見ると「その美しい思い出と一緒にさっさとくたばれよ」と生きながら焼却炉に放り投げたくなるのだが、でもまあその気持ちもわからなくもない。美しい時代は確かにあったと思う。それは1950年代などではなく、80年代から90年代初め。もうバブル全盛。この頃の日がぼくにとっては美しい国であった。間違いなくマブかった。 その頃の日の激マブ度については、むしろ日人よりもアメリカ人のほうがよく知っているような気がする。世界の三船と島田陽子が出演していたアメリカのTVドラマ「ショーグン」(戦国時代にイギリス人航海士が日にたどり着き、日の武将に気に入られて乱世を生き抜くという、ラストサムライの元祖みたいなドラマ)が80年に爆発的な人気を博し、そこからアメリカで日ブームに火がつくのだが、それはアメリカ人の憧れと恐怖と憎悪を

    深町秋生の序二段日記
    castle
    castle 2006/11/23
    あ、そっか。この感覚は忘れてた。美しさはともかく不安になるほど前向きな勢いはあった。前向きがいいとは限らないという反省点ばかりが残されてるかもしれない。
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