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ブックマーク / www.shinchosha.co.jp (6)

  • 目からうろこが何枚も落ちたオープンソースの“人間的本質” - シリコンバレーからの手紙

    もうかれこれ十年近くにわたり、オープンソースというネット上の摩訶不思議な現象について、欄で取り上げてきた。オープンソースは人間の質を考えるきわめて重要な素材だと思うから、連載の大きなテーマとして考え続けてきた。その思考に小さなブレークスルーがあったので、ご報告しておく。 オープンソースとは、ソフトウェアのソースコード(人が記述したプログラムそのもの)をネット上に無償公開し、世界中の不特定多数の開発者が自由に参加できる環境を用意し、そのソフトウェアをさらに開発していく方式のことだ。リーナス・トーバルズが創始したリナックスが有名なように、ほとんどのオープンソース・プロジェクトは欧米から生まれている。 しかし日人でたった一人だけ、世界中の人々が使うソフトウェアをオープンソース方式で開発したリーダーがいる。島根県松江市在住のまつもとゆきひろ(名・松行弘、一九六五年生まれ)である。彼が

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    castle 2008/04/04
    「殆どの人は、適切な大きさと複雑さを持ったいい問題を探しているんですよ」「大半は自分で問題設定することができない」「継続的に「適切なサイズの問題」が供給されるなら、プロジェクトは成功する確率が高い」
  • シリコンバレーからの手紙 - 英語圏の「独走」を許す「パブリックな意識」の差

    五月三十一日、アップルが「iTunes U」というサービスを開始した。スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、マサチューセッツ工科大学(MIT)など全米の大学の講義(音声、ビデオ)を無料配信するサービスである。ここ五年でアップルは、「iTunes」と「iPod」の組み合わせによって音楽に関するプラットフォームを押さえた。それと同じ仕組みを使って私たちは誰でも(その大学の学生でなくたって)、全米トップクラスの大学の授業を好きなだけ「iPod」にダウンロードして、いつでもどこでも音楽を聴くように講義を受けることができるのである。 百聞は一見にしかず。誌読者はぜひ「iTunes U」にアクセスして体感してみてほしい。この講義ライブラリは今後五年から十年でどんどん充実していくに違いないのだが、それがどれほど素晴らしいことか、わくわくした気分になりませんか。 大学の講義内容をネット

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    castle 2007/07/25
    「大学講義をネットで一般に無償公開する考えは、MITがオープンコースウェア構想で先鞭をつけた。その思想に共鳴したヒューレット財団から大きな資金を調達してシステムを構築し、全講義を公開する作業が進行中」
  • 梅田望夫、平野啓一郎 『ウェブ人間論』|新潮社 書評(2) ウェブを面白がる年寄りが面白がった二人の対談 養老孟司

    ウェブなんて話題に、そもそも年寄りが口を出すものではない。それならなぜお前が口を出すんだよ。だって書評を頼まれたから、仕方がないじゃないか。それに同じ年寄りでも、私みたいなオタクの年寄りには、ウェブほどありがたいものはない。テレビなんてものを見ているより、はるかにマシな気がする。ところでウェブってなんだ。そう思った人は、インターネットを考えてくれればいい。それでわからなければ、メール。それでもダメなら、もう知らない。 時代というものがあって、いまの時代は年寄りが威張る。そのつもりはなくても、生きている以上、ジャマになるのは仕方がない。そんな時代に若い人はどうすればいいか。いちばんまともな生き方は、年寄りがダメな世界で頑張ること。ならばウェブは格好の分野ではないか。 だからこの『ウェブ人間論』は、『ウェブ進化論』を書いた四十代の梅田望夫と、三十代はじめの作家、平野啓一郎の対談になっている。と

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    castle 2007/02/07
    「そのうちリアル社会では露呈できない本音をネットで語る、妄想や空想のはけ口にする」「ウェブは新しく発生した公的領域」「世界は二つに分かれる「脳が作った世界(=脳化社会)」と「脳を作った世界(自然)」」
  • web kikaku

    「ITとインターネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。でも高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きています」 前号で詳述した将棋プロ棋士・羽生善治さんのこの言葉は「インターネットの質」を実に鋭くえぐったものだ。この「高速道路の整備と大渋滞」は、インターネットの普及に伴い、ありとあらゆる世界で起きつつある現象なのである。 これでもかこれでもかと厖大な情報が日々インターネット上に追加され、グーグルをはじめとする恐ろしいほどに洗練された新しい道具が、片っ端からその情報を整理していく。いったん誰かによって言語化されてしまった内容は、インターネットを介して皆と共有される。よって後から来る世代は、ある分野を極めたいという意志さえ持てば、あたかも高速道路を疾走するかのように過去の叡知を吸収し、もの凄いスピードで「プロの一歩手前

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    castle 2005/05/04
    新しい形での爆発的進化の過渡期、とか?
  • web kikaku

    数カ月前からお互いのスケジュールを調整して、十一月の東京出張中、久しぶりに将棋羽生善治さんと事をした。羽生さんは、ただ将棋が強いという人ではなく、物事の質を常に考えていて、それを言葉にする能力に優れた人だ。だからいつも新しい発見があり、議論が深くなる。 羽生さんと私の専門・関心の接点に位置するテーマは、「IT(情報技術)やインターネットが将棋に及ぼす影響・変化」、「コンピュータの進化による社会構造や人間の役割の変化」であり、今回も議論はおのずからそのあたりに収《しゆう》斂《れん》していった。 「ITとインターネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。でも高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きています」 数時間のうちに受けたさまざまな刺激の中で、今も私の頭にこびりついて離れないのが羽生さんのこの言葉である。

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    castle 2005/05/04
    渋滞から抜け出す技術をどのように保有できるかがメインとなる環境になってくるか
  • ネット世界で利益を稼ぐ「ロングテール現象」とは何か - シリコンバレーからの手紙

    ロングテール(Long Tail:長い尾)という言葉を聞いたことがありますか。 IT(情報技術)の世界では無数の新語が現れては消えていくのだが、この言葉は昨年秋頃から少しずつ米国で使われるようになった。ロングテールは、インターネットの質に関わる極めて重要な問題提起を含む新語ゆえ、これから日でも話題になる機会が増えていくはずなので、詳しく解説したいと思う。 ロングテールとは何なのか。という商品を例にとって考えてみよう。一年間にどんながどれだけ売れたのかを示す棒グラフを作ってみる。縦軸に売れた部数を取り、横軸には左から第一位『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、第二位『世界の中心で、愛をさけぶ』、第三位『バカの壁』……と売れた順に一冊ごとに棒グラフを連ねていくことにしよう。横軸には「一冊あたり五ミリ」、縦軸には「千部あたり五ミリ」でグラフを書くと、の売れ方の全体像はどんな形状にな

    castle
    castle 2005/05/04
    あらゆる分野で波及していきそうな予感!!
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