実はPuppetはそれほどスケーラビリティに優れていません。管理する設定の量や、ファイルサーバの転送量などによっても異なりますが、1CPU/2GBメモリのPuppetサーバ1台で、50台から100台のPuppetクライアントを管理するのが限界と言われています。 最終回となる今回は、そんなPuppetのスケーラビリティを向上するためのテクニックについて解説します。 単一構成でのスケーラビリティ向上 Puppetではウェブサーバとして、Rubyに標準で含まれているWEBrickが利用されていますが、これをMongrelに変更することによってパフォーマンスの向上が見込めます。WEBrickの代わりにMongrelを利用する場合は、以下のようにpuppetmasterdのコマンドオプションでservertypeにmongrelを指定するだけです(Mongrelのインストールは別途必要です)。