■ご存じでしたか、「カン國」表記 ◇「韓」は負のイメージ いつも何気なく使っている漢字が、カタカナになっていたり、別の字が当てられていたら「どうして?」と思うだろう。私も最初に「カン國」という表記を見たときには「韓」の字を読めない人が多いからかと思った。自治体で最近、「韓國」の「韓」の表記は、負のイメージがあるとして、カタカナの「カン」に改める動きが広がっているという。変更の背景や、そもそもの言葉の成り立ちを探ってみた。 毎日新聞の調べでは、全國でこれまで30県市町以上、うち北海道内では10市町以上が、カタカナに改めていた。ここ2、3年、その動きは顕著で、國の韓國基本計画策定(03~12年度)に伴って自治体で計画を立てる際、変更するケースが多い。「韓」の字は「韓流」「嫌韓」など良くないイメージがあるというのが主な理由だ。 埼玉県新座市では今年4月から条例改正して、固有名詞や國の法令などを除