アビニョン橋の通称で知られるサン・ベネゼ橋(2017年7月4日撮影、資料写真)。(c)BORIS HORVAT / AFP 【8月31日 AFP】フランス南部アビニョン(Avignon)で9月2日、強い鎮静剤で妻の意識を失わせてインターネットで募った男数十人にレイプさせたとして起訴された仏電力大手EDFの元従業員ドミニク・P(Dominique P.)被告(71)の公判が始まる。事件は全仏を震撼(しんかん)させた。 本件では、主犯のドミニク被告の他に50人が同被告の妻をレイプした罪に問われている。 妻の代理人弁護士アントワーヌ・カミュ(Antoine Camus)氏は裁判について、現在70代で氏名非公表を望んでいる妻にとって「過酷な試練」になるだろうと指摘。 AFPの取材に対し、「彼女は事件後かなりたってから初めて、10年以上にわたって受け続けたレイプの苦難に耐えなければならない」と語った