いずれは出雲に帰ってシェアハウスをしたいと考えつつ、神戸で会社員をしていた熱田糸帆さんが現在、出雲ゲストハウスいとあんになっている建物に巡り合ったのは2014年の5月。30年ほど前まではビジネスマンを相手にした旅館として使われていたそうで、その後は賃貸住宅となり、熱田さんが出会った頃には長らく空き家状態。市役所で調べても築年数は分からなかったというから、かなり古いものらしい。 「シェアハウスに住んだ経験から出雲にはまだないシェアハウスを自分で立ち上げてみたいと地元の友人に面白い物件が出たら教えてと依頼していたら、わずか3カ月ほどでこの物件を紹介されました。長らく空き家だったようで、見せてくださいと言ったら、大家さんには借りてくれるの!と喜ばれました。ただ、シェアハウスにしたらいいんじゃない?ともおっしゃっていたので、そういう感覚もある人なんだなとは思いました」。 当初は月額3万円(!)とい
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