「スモールノジッケン」は2020年9月吉祥寺にオープンした、小さな店舗群、シェアキッチン、カフェ、ファブルームなどが混在する100坪(約330m2)のスペース。プロジェクトの発起人は、吉祥寺の名所であるハモニカ横丁を再生した株式会社ビデオインフォメーションセンターの代表・手塚一郎氏だ。 今では人気のスポットであるハモニカ横丁にも高齢化が進み、空き店舗が出始めていた時期があった。そこに1990年代後半以降、飲食店を次々に開店して横丁を変えてきた手塚氏は、吉祥寺の家賃高騰に危機感を覚えていた。ハモニカ横丁の場合、1坪、2坪(1坪は3.3m2。以下同)の店舗が10万円、20万円、あるいはそれ以上の賃料ということもある。これでは個人店はやっていけないし、若い人たちが挑戦するのも無理。どうにかして打破できないか。その思いに賛同し、プロジェクトマネージャーに手を挙げたのは、同じく吉祥寺を拠点とする株式
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