ニューズ社系大手出版社ハーパーコリンズ(HarperCollins)が、同社新刊E-Bookの図書館からの貸出回数を26回に制限するよう契約条項の変更を求めたことが、米国のLibrary Journal (2/25)などで報じられた。図書館にE-Bookを販売するOverDriveのスティーブ・ポタシュCEOが利用者に対して明らかにしたもので、貸出は1回1人で規定回数以上は認めないという「ある出版社」の要求について述べていた。LJの調べてこれがハーパー社であることが判明した。この措置は大きな反響を巻き起こし、ハーパー社のボイコット運動も起きている。 同社は声明を発表し、「ハーパーコリンズは引続き図書館への提供を行ってまいります。今回の変更は、図書館が弊社刊行物から受ける価値と著者の権利保護の必要とを勘案した結果で、公共図書館とその利用者にこれからも長きにわたって確実にご利用いただけるように