●「クリエーターは逃げずに新しいチャレンジを」と受講者へ強いメッセージ! CEDEC 2006初日に開催された数多いセミナーの中でもっとも注目を集めたもののひとつが、セガのプロデューサー、名越稔洋氏による"これからのクリエーターのあり方とゲーム表現と倫理哲学の重要性について"だ。名越氏は、おもに2005年12月に発売されたプレイステーション2用ソフト『龍が如く』を作るにいたったプロセスや、それによって学んだことを議題に挙げた。 ▲「コレをやるのがゲームだと縛られてしまうものなら、僕はそんな業界にはいたくない。もっとやれることがあると『龍が如く』で証明したかったんです。じつはあの作品には、そういう追いこまれて作った部分がありました」と語った名越氏。 ご存じのとおり、『龍が如く』は新宿歌舞伎町をモデルに任侠の世界が描かれており、"大人向け"を強く打ち出した作品。このゲームが生まれた土壌について