教室に入ると、女の子8人と男の子4人の生徒が雑談を交わしていました。一見、どこにでもいる普通の高校生たちですが、話に耳を傾けてみると、少し“違う人たち”であることが分かりました。 「うるさいよ!」 リーダー格の生徒が、日本語を叫んだからです。 ここはニューヨーク・マンハッタンのイーストハーレム地区にある公立高校、マンハッタン科学数学センター(MCSM)の教室の1室。集まってくれたのは、同校のアニメクラブのメンバー12人です。 日本の漫画が米国でブームになっていることは、しばしば報道されているので、ご存知の方も多いでしょう。しかし、現地の若者が、日本の漫画と日頃どのようにして接しているのか、ご存じの人は多くないでしょう。そこで日本の漫画に“ハマっている”高校生たちに話を聞いてきました。 セーラームーンとBLEACHが人気 「5歳の時にテレビで『美少女戦士・セーラームーン』を見たのがきっかけ」