シリア・ダマスカス東郊の反体制派が掌握する町ドゥマを歩く羊飼いの男性(2016年6月14日撮影、資料写真)。(c)AFP/Abd Doumany 【12月6日 AFP】シリアで続く紛争と難民の流出が原因で、水利用と農地の使用状況に大きな変化が生じているとの研究結果が5日、発表された。この種の調査としては初となる人工衛星データの分析に基づく結果だという。 米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された研究論文によると、かんがいが行われている農地は、2013~2015年で47%減少したという。 米スタンフォード大学(Stanford University)の研究者らが主導した今回の研究によると、「難民の流出によって農業(の規模)が著しくし縮小し、その結果、かんがい用水の使用も大幅に減少した」という。 研究では、ヤルムーク(Yarmuk)川とヨルダン(Jordan)川の流域に着目した。この一帯では