カリフォルニア州ダンビルで24日行われた式典で、出席者から拍手を受けるサレンバーガー機長(中央)。左は妻ロレーンさん=AP 【ロサンゼルス=堀内隆】米ニューヨークで、エンジンが故障したUSエアウェイズ機を冷静な操縦でハドソン川に着水させ、乗員乗客155人の命を救ったサレンバーガー機長(57)が24日、事故後初めて米サンフランシスコ郊外の自宅に戻り、住民から熱烈な歓迎を受けた。 市の広場には、星条旗やサレンバーガー機長の写真を手にした市民ら約3千人が集まり、マーチングバンドの演奏とともに、「ハドソン川の奇跡」の機長をたたえた。 15日の不時着事故後、サレンバーガー機長が公の場で発言するのは初めて。だが機長は「乗員全員が、訓練通りの仕事をしただけ」と、ここでも冷静さを失わなかった。機長の妻ロレーンさんは「私は夫のことを知っているから、あの日の結果がどんなになるかは分かっていました。でも、