名古屋場所全勝優勝から一夜明け、笑顔で記者の質問に答える横綱白鵬=26日午前8時10分、名古屋市中村区、恵原弘太郎撮影 大相撲名古屋場所で、15日制で初となる3場所連続全勝優勝を果たした横綱白鵬(25)が一夜明けた26日朝、名古屋市内のホテルで記者会見した。野球賭博問題などに揺れた場所について「ファンあって我々がいる。1千人近い力士を引っ張っていく責任を改めて感じた」と振り返った。 表彰式では、人目をはばからずに涙を流した横綱。「国歌が流れた時に土俵を見つめたら、いつもはある賜杯がなくて寂しかった」。賜杯への思いを聞かれると「この国の伝統と文化。力士として達成感がある」と話した。 自身も場所前に軽微な賭博を申告するなど「いつもと全然違った」。声援の大きさを重圧に感じたこともあったという。そんな中での全勝優勝に「ほっとした」と笑った。連勝記録は、昭和以降歴代3位の「47」に。1位の双葉