柳沢発言に関するエントリーを片っ端から読んで気付いたことがある。直近では柳沢大臣に擁護的でマスコミや野党を批判するエントリーが増えているのであるが、この風潮の中で、少子化対策は育児支援などの政策でなく、国民啓蒙の方が大事であるという意見を持つ人がかなりいるということだ。子どもを産まない、或いは産まない自由という意見を最近の身勝手な若者の意見と断罪し、啓蒙して子供を産ませることが最大の少子化対策という考え方である。 ただリプロダクティブ・ライツを制限するような発言をするのは相当勇気のいることで、コメント欄や匿名掲示板ではストレートな本音を見ることができるが、ブログ等ではオブラートに包んだ発言となり、本音を露呈できない部分をマスコミや野党を批判することで解消している感じがする。「進歩的強迫観念」がジェンダーの分野では特に重くのしかかっており、未だに本音が言えない状況にあるのであろう。 その状況