昨日のエントリーへのコメントを読みながら思い出したのが、7−8年前にとある日本の人に 「君の人生の夢は間違っている」 と言われたこと。 えーと、コンテクストを説明すると、その人は日本でも割合有名なアントレプレナー(当時30代後半くらい、たぶん)で、その人と、当時スタンフォードとバークレーのビジネススクールに留学中(全員企業派遣)の男性3−4人と一杯飲んでいる、という設定。 結構熱く語るのが好きなアントレプレナーさんだったので、 「人生の夢はなにか?」 という問いかけがあり、全員が一言ずつ表明する、ってことになったわけ。 で、まず切り出したのがご本人で 「社会貢献だ」 (私は、心の中で「げげっまじ?」っと思ったが、平静な顔で、なるほどなるほど、みたいにうなずいていた) で、次の男性君 「社会貢献です」 (私の心の声;「げげげっ、まじで?」でもふんふんと平静に聞く) 次の男性 「社会貢献です」
くだらない話だよ。ちょっとネタバレでもあるが、どちらも古典だからまぁ許して。 「エデンの東」はかなーり面白い。最初の3分の1くらいは、物語は二転三転、息を呑む展開。 そして登場する女性は、虫も殺さぬ顔で、残忍極まりないサイコパス。言語道断な犯罪を犯しまくって自分の欲しいものを手に入れる。絶対お友達にはなりたくないが、物語の登場人物としては非常に魅力的。 ・・・・なのだが、彼女が悪の限りを尽くして最後に手に入れるのは、Salinasという、サンノゼのちょっと南にある田舎町の売春宿の女将の座なの。寂しいぞ。(田舎育ちのスタインベックにはそれ以上想像できなかったんだろうなぁ・・。) 一方、「寄生獣」は、宇宙からやってきて人間に乗っ取って地球制覇をたくらむ宇宙人が出て来るのだが、作中で「きわめて優れた知性を持った人間」として登場するのが高校の数学教師。政治をかく乱しようとして乗り込むのが市庁舎。
民主党の勝因は世論のニーズに忠実であったことであろう。実は有権者のニーズのマジョリティは20年前からほとんど変わっていない。鳩山代表曰く「コンクリートから人へ」つまり税金の無駄遣いや無駄な公共事業を止めて、その財源で社会保障や教育を充実して欲しいというニーズだ。 単純なニーズなのだが、ここ20年間有権者も政党も「大きな政府」「小さな政府」という言葉に惑わされてこのニーズを掴みきれていなかったのだ。 「大きな政府」「小さな政府」は押し付けセット販売 「小さな政府」は本来なら歳出も削減し、税金も安くしますという商品で、90年代からも日本で人気のあった商品だが、日本では減税をあまり謳わない代わりに反福祉も前面に出さない。税金の無駄遣い批判や公共事業削減といった部分を前面に出して売り出されたために、都市リベラル層にも人気が出て非常によく売れた。 ただ購買者のほとんどは、その商品にはもれなく社会保障
自民党はずっと与党にいたせいか、批判が下手である。特定の相手を批判する場合、砲台の位置を定めて一点から攻撃することが重用なのだが、この選挙戦での自民党の民主党批判は四方から適当に弾を投げていて、攻撃に威力がなかった。 例えば民主党と日教組との関係を喧伝し、まるで左翼政党であるかのようなビラを配る一方、演説では民主党は旧田中派古い自民党そのものだというアジテーションをしている。これでは間違って民主党の左翼性に不安を抱いてしまった人がいても昔の自民党と同じだと聞いて安心してしまう。 農業問題でもそうだ。地方選出の自民党議員は、民主党が政権を取るとFTAが推進されて日本の農業はダメになると言い、都市部選出の自民党議員は民主党の農業政策は農家を甘やかしてかえって競争力を失くすと言う。これでは自民党の農政の立ち居地がわからなくなってしまう。ネガティブキャンペーンというのは両サイドから勝手に攻撃すると
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く