JAが「脱原発」明記 10月の全国大会議案 2012年5月10日 10:00 カテゴリー:社会 全国農業協同組合中央会(JA全中)などJAグループが、10月に東京で開く3年に1度の全国大会の議案に、「東日本大震災に伴う原発事故の教訓を踏まえると、JAグループとして将来的な脱原発を目指すべきと考えます」と明記することが9日、分かった。JAグループが原発への賛否について態度を明確にするのは初めて。 全国大会の議案は、今後3年間のJAグループ全体の取り組み方向を示すもので、大会議案審議会(委員長・万歳章JA全中会長)が昨年秋から内容を検討していた。11日に公表する。 原発に対しては、福島第1原発事故で広範囲の農産品が放射能に汚染されるなど多大な被害が出て、影響が続いていることを重視。議案では「安全な農産物を将来にわたって消費者に提供することはJAの使命」とし、脱原発を目標とする方針を書き込ん